3 人工呼吸

   
    呼吸が停止した人に何も処置しないと、生命は重大な危険にさらされ、やがて
    死につながります。

    呼吸の確認をして呼吸がなけれが、すぐに人工呼吸をはじめます。

            
 
   

  ●「環境のサイン」とは

    ・呼吸をしているか?(目で胸の動きを見たり、呼吸の音を聞く)
    ・咳をしているか?
    ・体に何らかの動きが見られるか?
     「循環のサインは10秒以内で行ないます。」 

  人工呼吸の目安

   ・成人(18歳以上)  5秒に1回 500〜800ml(吹き込む量) 2秒(吹き込む時間)

  【POINT】
    ア) 吹き込む量は、軽く胸が膨らむ程度とします。

    イ) 吹き込んだ後は顔を傷病者の胸の方に向け、胸の動きと吐く息を確認します。

    ウ) 鼻をつまんだ指は吹き込んだ後は離します。

    エ) スムーズに吹き込めなかった場合は、首を戻してもう一度気道確保します。

  【重要POINT】
    人工呼吸中に上腹部(胃の付近)が膨満してくるようであれば、胃膨満を考えます。
  
  ●胃膨満は

     胃の内容物を食道に逆流させ、また横隔膜を挙上して肺活量を減少させることが
     あるので注意しましょう。

    「胃膨満になる原因」

     食道確保が不十分か、または、短い時間(または長い時間)で過量の息を吹き込ん
     でいることが原因として考えられるので、このことに留意して人工呼吸を行います。

  【参考】
    空気中には約21%の酸素が含まれていますが、人のはく息にも約17%の酸素が
    含まれており、この濃度でも人工呼吸に十分用いることが可能です。
   
    
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(1) 気道を確保したまま、額に当てた手の親指と人差し指
   を使い、鼻をつまんで空気が漏れないようにします。

(2) 自分の口を大きく開けて傷病者の口を完全に
   覆います。

(3) 息を静かに1回、(1回目)ゆっくりと約2秒かけて
   胸が軽く膨らむ程度吹き込みます。

(4) 口を離して、吹き込んだ空気が戻るのを約3秒間
   待ってもう一度(2回目)吹き込みます。

(5) 次は「環境のサイン」を調べます。